火星 — 砂鉄の嵐を越える
地球から2億3000万km。月を越えたプレイヤーが最初にぶつかる「環境が牙をむく星」が火星です。ここまでは落ち着いて積めばよかったタワーが、はじめて外から力を加えられる。火星は、このゲームの本当のはじまりの場所だと思っています。
何が起きるのか
赤い惑星が画面に入ってくると、しばらくして横方向の強い風が吹きはじめます。ゲーム内では「錆びた砂鉄の嵐」と呼んでいるもので、積み上げたアイテムを横に押し流そうとします。
大事なのは、これが吹きっぱなしではないということ。嵐には明確なリズムがあります。
- 火星エリアに入ってから、最初の嵐まで4秒の安全区間がある
- 嵐が来る2秒前に予兆の演出が出る(ここが勝負どころ)
- 実際に吹く時間は2.5秒で、吹き終われば必ず凪が戻る
- そのあと10秒の静穏をはさんで、また次の嵐が来る
風は一気に最大になるのではなく、短い時間をかけて強まっていきます。だから「あ、来た」と思ってから対処する余地がわずかにあります。逆に言えば、この立ち上がりを無駄にすると一番損をします。
攻略の基本は「積まない勇気」
火星でタワーを崩す人の大半が、同じミスをしています。嵐の最中に新しいアイテムを積もうとすることです。
落下中のアイテムにも風は効きます。狙った位置に落としたつもりでも、着地するころには横にずれている。ずれた重心のまま上に乗ると、そこが弱点になって次の嵐で持っていかれます。
だから火星での正解はシンプルです。
- 予兆が出たら手を止める。吹いている数秒間は、何もしないのが最善手
- 凪が戻ったら一気に積む。10秒前後あるので、落ち着けば3〜4個は載せられる
- 嵐の直前に「あと1個だけ」と欲を出さない。その1個がだいたい致命傷になる
タワー積みゲームなのに「積まない時間」が攻略になる。ここが火星のおもしろさです。
風に強い形、弱い形
横風に対しては、低くて幅のある形が圧倒的に有利です。逆に一番危ないのが、細長いアイテムを縦に立てて、その上にさらに載せている状態。てこの原理で、根元にものすごい力がかかります。
おすすめは、嵐エリアに入る前にいったん土台を広げておくこと。幅のあるアイテム(船や乗り物系)が来たら、高さを稼ぐより横に置いて基礎を固める。火星の手前は、そのための準備区間だと考えてください。
もうひとつ、意外と効くのが重いものを下にという基本です。軽いアイテムが下にあると、上の重量を支えきれずに風で滑ります。
シールドと引力付与、どちらを持ち込むか
ショップで買えるアビリティのうち、火星で効くのは引力付与のほうです。
シールドは「隕石や木星の落雷からタワーを守る」もので、飛んでくる物体に対する防御。いっぽう火星の嵐は物体ではなく力なので、シールドでは止まりません。
引力付与はアイテムどうしを引き寄せてタワーをひとかたまりにするので、横に押されてもバラけにくくなります。火星に入る前に星屑に余裕があれば、こちらを用意しておくと安定します。
逆に言うと、シールドは火星では温存して、木星まで取っておくのが賢い使い方です。
豆知識 — 火星の砂嵐は本当にある
ゲームの演出として盛っているように見えますが、火星の砂嵐は実在します。しかも、ときどき惑星全体を覆うほどの規模に発達することがあり、探査機の太陽光発電が止まってしまうほどです。
火星の砂が赤いのは、地表に酸化鉄——つまり錆びた鉄——が大量に含まれているから。ゲーム内でビビが「錆びた砂鉄の嵐が、星ごと覆ってる」と言うのは、この事実をそのまま言っているだけなんです。
ただし現実の火星の大気は地球の1%以下しかないので、風速のわりに実際の力は弱く、人が立っていても飛ばされるほどではないと考えられています。そのあたりはゲームらしく誇張してあります。
まとめ
- 嵐は周期的。予兆(2秒前)→ 突風2.5秒 → 10秒の静穏、の繰り返し
- 吹いている間は積まない。凪で一気に積む
- 低く広く、重いものを下に
- 持ち込むなら引力付与。シールドは木星まで温存
よくある失敗と、その直し方
「嵐が来る前にあと1個」で全部失う
いちばん多い負けパターンです。凪の終わりぎわは、落下と着地が間に合わない可能性が高い。凪の後半は積まずに、形を整える時間に使うと決めておくと安定します。整えるというのは、傾いたアイテムの上に小さいものを載せてバランスを取ったり、次にどこへ落とすか決めておくことです。
風上ばかりに積んでしまう
風は左右どちらからも吹きます。片側に偏ったタワーは、逆方向の風が来たときに一気に傾きます。左右のバランスを意識して、中心線をまたぐように積むと、どちらから吹かれても耐えられます。
崩れた瞬間にパニックで積み直す
崩れたアイテムは物理オブジェクトなので、しばらく転がって動き続けます。落ち着かないうちに上から新しいものを落とすと、さらに散らかるだけです。止まるまで待ってから、土台の広いところに載せ直しましょう。火星は焦りが最大の敵です。
星屑とコンボの運用
火星区間はハザードのせいでキャッチのリズムが崩れやすく、コンボが切れやすい区間でもあります。ここでコンボを無理に伸ばそうとすると、嵐の最中に手を出すことになって本末転倒です。
おすすめの考え方は、凪でコンボ、嵐でリセットと割り切ること。凪の10秒前後で連続キャッチを稼ぎ、嵐が来たら潔く止める。長い1本のコンボより、短いコンボを何度も安全に決めるほうが、結果的にタワーも星屑も残ります。
火星で貯めた星屑は、そのまま木星の備え(シールド)に回すのが理想の流れです。
突風タイムライン(実測値)
火星の突風はランダムに見えますが、内部の動作はきっちりした周期です。実装から抽出した数値は次のとおりです。
| フェーズ | 持続時間 | 状況 |
|---|---|---|
| 入域直後 | 4秒 | 完全に無風。最初の4秒は何をしても安全 |
| 警告(砂粒エフェクト) | 2秒 | このタイミングで手を止める |
| 突風 | 2.5秒 | 水平100px/s。左右はランダム |
| 静穏 | 10秒 | 次の警告まで全力で積む |
繰り返しサイクルは警告2秒+突風2.5秒+凪10秒 = 14.5秒。入域直後の4秒は初回のみの安全区間で、以降はこの14.5秒が繰り返されます。リズムをつかめば怖くありません。
シールドでは防げない(ここが最大の注意点)
シールドは「飛来物を跳ね返す」アビリティです。隕石や木星の落雷には効きますが、火星の突風は「力」であって「物体」ではありません。シールドを張っても突風はそのまま吹き抜けます。他のステージと決定的に違うのはここです。
突風への正しい対処は「嵐の最中に積まない」こと。シールドに頼るのではなく、タイミングで凌ぎます。
ステージ最短・約280m
火星のハザードゾーンは約458〜738m(幅約280m)と、6惑星の中で最も短い区間です。怖く感じても、上を目指し続ければ必ず抜けられます。焦って崩すよりも、凪の10秒を丁寧に使って少しずつ積み上げるほうが通過は早くなります。
吹く方向は毎回ランダム
突風は凍っていない(まだ固まっていない)アイテムに一律の水平速度をかけるだけで、アイテムの大きさや形は影響しません。押されて倒れるかどうかは重心と接地幅で決まるので、どちらから吹かれても低く幅広い形のほうが安定します。積んで固まったアイテムは突風の影響を受けないため、早めに固めるほど安全です。