土星 — 氷の輪を抜ける
高さ1,792m。輪がまだ遠くに見えるこの段階から、あなたのタワーを凍らせる準備が始まっています。
土星の輪は2本ある
「きれいだな」と思っている1,792mの時点で輪は見え始めています。ハザードが始まる2,016mよりも224m早く画面に登場するので、余裕があるように感じますが、実際には準備の時間です。
輪は1本ではありません。2本の帯に分かれています。
| 帯 | 高度範囲 | 幅 | 凍結 |
|---|---|---|---|
| リングA | 2,016〜2,185m | 169m | あり |
| 安全地帯 | 2,185〜2,247m | 62m | なし |
| リングB | 2,247〜2,401m | 154m | あり |
2本の帯の間には62mの安全地帯があります。ここでは凍結が起きません。知らないと「リングAを抜けた!」と思って積み始め、すぐリングBに突入するという事故が起きます。
何が起きるのか — 「凍る」という新しい脅威
土星のエリアにはリングの帯があり、そこに入ったアイテムは凍りつきます。凍ったアイテムに起きる変化はひとつ。
つるつるに滑るようになります。
ゲーム内部では、凍ったアイテムの摩擦係数が通常の約80分の1(8.0 → 0.1)に下がります。普段はしっかり噛み合って積み上がるアイテムが、氷をまとった瞬間から止まっていられなくなる。少しでも傾いていれば、そこから滑り出します。
シールドは氷のギミックには効きません。摩擦の変化はシールドの対象外です。
8秒ルール — 待てば必ず溶ける
凍結は永続ではありません。2つの条件のどちらかで解除されます。
- 帯を抜けたとき:高さがリングの外に出ると即座に摩擦が戻る
- 8秒間帯の中にいたとき:帯内にいても時間経過で自然に溶ける
つまり最悪でも8秒待てば解凍されます。焦って新しいアイテムを載せるより、耐えて待つほうが損失が小さい。これが土星の基本戦略です。
攻略の柱は3つ
1. 凍っているあいだは載せない
いちばんやってはいけないのが、凍ったアイテムの上に新しいアイテムを載せることです。摩擦が80分の1なので、乗せた瞬間に両方まとめて滑り落ちます。
てっぺんが凍っているのが見えたら、溶けるまで待つ。最長8秒。それだけで事故の大半は防げます。
2. 平らな面を作っておく
凍結中に滑るかどうかは、接している面が水平かどうかで決まります。少しでも斜めなら滑り出し、完全に水平なら凍っても案外そのままです。
だから土星に入る前の準備が効きます。傾いた箇所を平らなアイテムでならしておくと、氷の帯を無傷で抜けられる確率が上がります。
3. 安全地帯と帯の外で積む
リングAとリングBの間にある62mの安全地帯(2,185〜2,247m)では凍結が起きません。ここが唯一の積み増しタイミングです。またリングBを抜けた2,401m以降も自由に動けます。
上級者は輪を「壁」ではなく「縞」として捉え、安全地帯と帯の外で集中的に積むことで、凍結中の被害をほぼゼロに抑えます。
豆知識 — 輪は「砕けたもの」でできている
土星の輪の正体は、大部分が氷の粒です。細かい砂粒サイズのものから、家ほどの大きさの氷塊まで、無数のかけらが土星のまわりを回っています。あの光は、氷が太陽の光を反射しているものです。
なぜ輪になったのか。有力なのは、土星に近づきすぎた衛星や天体が強い潮汐力で砕かれたという説です。惑星のすぐそばには、天体が自分の重力でまとまっていられなくなる限界の距離があり、それより内側に入ったものはバラバラになってしまいます。
ゲーム内でビビが「砕けたものほど、輪になって光っていた」とつぶやくのは、この話です。壊れたものが、いちばん美しく光る。土星はそういう星として書きました。
ちなみに輪は驚くほど薄く、直径は数十万kmもあるのに厚みは平均で数十メートル程度と考えられています。真横から見るとほとんど消えてしまうほどです。
まとめ
- 輪は2本(リングA: 2,016〜2,185m / リングB: 2,247〜2,401m)
- 間に62mの安全地帯があり、ここでは凍結しない
- 凍ると摩擦が約80分の1に。少し傾いても滑り出す
- 凍結は8秒で自然解除 / 帯を抜けると即解除
- シールドは無効。摩擦変化はシールドで防げない
- 凍った土台に載せない。水平な面を作っておく
よくある失敗と、その直し方
凍っているのに気づかず積み上げる
土星の事故はほぼこれに尽きます。見た目の変化が控えめなので、凍結に気づかないまま次を載せてしまう。てっぺんのアイテムをよく見る癖をつけてください。凍っていたら、最長8秒待つ。それだけで抜けられます。
滑り出したアイテムを支えようと、上から重しを載せる
直感的にやってしまいますが、逆効果です。摩擦80分の1の上で重しを増やせば、滑る力も増えます。滑り始めたものは止められないので、落ちるに任せて、残った土台を守るのが正解です。
安全地帯を知らずにリングBでも焦る
リングAを抜けたあと62mの安全地帯があることを知らないと、「まだ凍っている」と誤解して焦ります。高度2,185〜2,247mは自由に積める区間です。落ち着いて使いましょう。
輪の中で高さを稼ごうと焦る
土星の輪は見た目が派手で「早く抜けたい」と思わせますが、焦って積むほど滑ります。安全地帯と帯の外で一気に積むほうが、結果的に速く抜けられます。
星屑とコンボの運用
土星は、木星で消耗した星屑を取り戻す区間として使えます。安全地帯やリングB通過後には大きな妨害がないので、落ち着いてコンボを伸ばせます。
ここでのおすすめは引力付与です。アイテム同士が引き合っていれば、多少摩擦が落ちてもひとかたまりのまま踏みとどまってくれます。シールドは氷には効かないので、次の区間まで温存しましょう。
そしてもうひとつ。土星まで来たらセーブを取っておくことを強くおすすめします。ここから先は失敗したときの損失が大きくなります。いい形になった瞬間にセーブしておけば、心置きなく攻められます。