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AdSenseの審査が通らない

シリーズ6本目。これは現在進行形の話です。このゲームは、まだ1円も稼いでいません。広告を出す準備は整っているのに、審査が通らないからです。次が3回目の申請になります。

やろうとしていること: リワード広告

広告を見ると星屑が増え、ショップでシールドや引力付与と交換できる
広告を見ると星屑が増え、ショップでシールドや引力付与と交換できる

入れたいのは、リワード広告という仕組みです。バナーのように勝手に表示されるものではなく、プレイヤーが自分の意思で「広告を見る」を選ぶと、見返りにゲーム内の報酬がもらえる方式です。

このゲームで言えば、広告を1本見ると星屑がもらえる。星屑はアビリティの購入や使用、セーブスロットの解放に使う資源なので、「あと少し星屑が欲しい」という場面で選択肢になります。

この方式を選んだ理由は単純で、遊びの邪魔をしないからです。タップして積むテンポが命のゲームで、勝手に画面を覆う広告が出たら台無しになります。見るか見ないかをプレイヤーが決められるなら、その心配がありません。

技術的には、Googleが提供しているH5ゲーム向けの広告APIを使います。ゲーム側から「ここで広告を出したい」と呼び出すと、広告が再生され、最後まで見たかどうかが返ってくる。見終わっていれば報酬を渡す。実装自体は、すでにテストモードで動く状態まで作ってあります。あとは本番の広告を流すだけ——のはずでした。

なぜ収益化したいのか

独立してものづくりを続けていくには、収入が要ります。当たり前の話なのですが、これが本当に当たり前で、避けようがない。いまは貯蓄を切り崩しながら開発しています。つまり赤字が続いている状態です。

出ていくものは毎月あります。サーバー代、ドメイン代、そしてAIの利用料。前回書いたとおり、月額200ドルで3人月分の働きをしてもらえるのは破格だと思いますが、それでも払っているのは自分です。そして、自分自身の人件費。家族も養っていかないといけません…

審査の経緯

ここからが本題です。

1回目 — サイトを追加したら、いきなり却下

AdSenseのアカウント自体は、以前から持っていました。だから新しいドメインを「サイト」として追加すれば、すぐ使えると思っていました。

結果は「有用性の低いコンテンツ」。サイトは広告を表示できない状態です、と表示されました。

当時のサイトは、ドメインのトップにアクセスするとゲーム紹介ページ1枚に転送されるだけの構成でした。つまり実質1ページ。今にして思えば、落ちて当然です。

2回目 — 大幅に増やして再申請、それでも却下

そこでサイトを作り直しました。ポータルのトップページ、遊び方の攻略ガイド、お知らせ、運営者情報、お問い合わせ。プライバシーポリシーも整えて、7ページ構成にしました。

1か月ほど置いて再申請。結果はまた同じ「有用性の低いコンテンツ」でした。

そして3回目へ

いま準備しているのが3回目です。今度は惑星ごとの攻略記事を6本、そしてこの開発日誌を6本追加しました。あなたが読んでいるこの記事も、その一部です。

なぜ落ちるのか、たぶんこういうことだ

調べてわかったのは、根本的なズレがあるということでした。

AdSenseの審査は、ページの文章を読んで判断します。クローラーがサイトを巡回し、そこにどれだけ有用なテキストがあるかを見る。ところが、ブラウザゲームはCanvasという描画領域に絵を描いているだけなので、クローラーから見ると中身がほぼ空っぽです。

プレイヤーにとってどれだけ面白いゲームでも、審査システムから見れば「テキストのないページ」でしかない。ここが噛み合っていません。

実際、子ども向けの学習アプリを作っている人や、ツール系のサイトを運営している人が同じ理由で落ちている、という話も見かけました。ゲームだから駄目、というより、読むものがないサイトは通りにくいということなのだと思います。

対策としてやったこと

結論としては、読むものを増やすしかありませんでした。やったことは3つです。

結果として、サイト全体の文字数は約9,000字から3万字以上になりました。ページ数も7から20に増えています。

皮肉な話

ここで正直に書いておくと、この記事群は、審査に通るために書きはじめたものです。

でも、書いてみたら悪くなかった。攻略記事を書くために自分のゲームの実装を読み直して、パラメータの意味を再確認しました。開発日誌を書くために、この半年でハマったことを整理しました。審査に落ち続けたおかげで、サイトが充実したという、なんとも皮肉な結果になっています。

もし一発で通っていたら、ゲーム1本と紹介ページ1枚のまま、何も書かなかったと思います。

いまの状態と、次の一手

広告の実装はテストモードのまま止めてあります。サイトが承認されていない状態で本番の広告コードを動かしても意味がないので、承認が下りてから切り替える段取りです。

それと、AdSense一本足で考えるのはやめました。ブラウザゲームの収益化には、ゲームポータルに配信するという別のルートがあります。そちらは審査基準が「ゲームとして面白いか」なので、テキスト量とは関係がない。どちらか一方が通ればいい、という構えにしています。

3回目の結果が出たら、また書きます。通ったら通ったで、リワード広告を実際に動かしてみた話が書けるはずです。落ちたら落ちたで、次の手を考える記事になります。どちらに転んでも記事が1本増えるので、まあ、悪くない。

同じところで詰まっている人へ

私もまだ通っていないので、偉そうなことは言えません。3回目、いってきます。

シリーズ「最初から知っていたらこうした」

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